344「👸童話シンデレラに隠されたテーマとは」

童話シンデレラについて今日は書きたい

 

この話は誰もがよく知るお話だが この作品を通して作者が読者に伝えたかった事は何なんだろうか

 

女の子はこの話を読んで「まあ。私もいつかお姫様になれるのかも」と夢を見るかもしれないが

 

この作品にはそれ以外にも

大切なテーマが描かれている

 

この作品で一番見るべきところはシンデレラが継母と義理姉達にひどいいじめを受けているところなのだ。ここに【女の意地悪さ、嫉妬深さ】というテーマが込められている。

 

次にシンデレラがいじめられても決して挫けず、前向きに頑張る賢い女の子だったこと。【世の中にはイジメというものがあるけれどそれでも頑張って生きてればいつか報われることもあるんだよ】って事だな。

 

そんで舞踏会の晩、舞踏会に行けないシンデレラの前にフェアリーゴッドマザーが現れる。(この妖精は実はシンデレラの、亡くなった実母の化身である…という解釈も出来ないことはない)

ここに【母が娘を想う気持ちや、亡くなって天国に行った人間が現世に残された人間に対する想い】なんかが表現されていると感じる。

 

苦しみを乗り越えてきたものには天使や神様など不思議なチカラが味方してくれる事があるのだ

 

 

えーその後シンデレラはカボチャの馬車に乗って

お城の舞踏会へ…

 

煌びやかな舞踏会。着飾った貴族の娘達。

その中でひときわ目立つ美しさを持ったシンデレラの輝きに目を奪われた王子はシンデレラにダンスを申し込む

 

夢のような時間…

 

しかし時は過ぎ深夜12時の鐘が鳴り響く。

シンデレラは王子の手を振り切って泣く泣くお城の階段を駆け降りる。魔法使いとの約束があったのだ。「12時には魔法が解けるから、必ずそれまでに帰ってくるんだよ」

 

階段に残されたガラスのハイヒールを拾った王子は

「なんとしてももう一度あの娘に会いたい」と願う

 

そんで 王子はハイヒールを持って街中の娘にそれをフィッテングさせるイベントを行う

 

で、シンデレラんとこの意地悪な継母と姉達は何が何でも王子をゲットしようとなりふり構わずの作戦を展開する。姉の足にはガラスのハイヒールはフィットしなかったんだけど、何が何でも王子をゲットしたい姉は自分のつま先を切り落としてしまう。この辺はもう完全にホラーである。シャイニングの世界である。

 

ここに【強欲な人間の愚かしさと醜さ】が見事に表現されているね。

 

でもそんな事したからって王子が「ナイスフィッティング!」と言って結婚してくれる訳はなくそもそも顔面が違うしこんな必死な奴どう考えても気持ち悪いので王子は姉など相手にしない。

 

そこでシンデレラの番が来た。

これはそもそも彼女の靴なので当然ピッタリ。

そんな訳でシンデレラは王子様と

めでたく結婚することに…

 

で、ここからが最大のハイライトでありまして

 

王子とシンデレラは皆に祝福されて結婚し

ハッピーエンド。

 

その傍らで今迄さんざんシンデレラを虐めてきた2人の姉も結婚式に列席してるんだけど、そこに鳥が現れて彼女達の目をつついてえぐってしまうのだ。

 

【因果応報】

 

これがシンデレラという作品に込められた最大のテーマだと私は思う。読んでる人たちもそりゃあスカッとしただろう。

 

 

人間にはそれまでたどってきた道のりに応じて

神からのギフトが用意されている。

 

「そのギフトを受け取る資格」もないのに欲しがっても、神様は味方してくれない。継母と姉達は「それまでの生き方」が悪かったんだ。

 

シンデレラに優しくなかった。意地悪ばかりしていた。そのくせ強欲で、シンデレラのチャンスを奪い己が利権を得る事ばかり考えていた。

 

【そういう意地悪な人間にはいつか必ずバチが当たるんだよ】って事だね。🎃

 

 

家族は労りあってお互いに優しくしていないと、いつか損するよ。事が起きてから慌てて仲良しのふりしても、シンデレラが許してくれるなんて思わない事だね。

 

みんな間違ってもシンデレラの継母と姉達みたいな人間にはならないようにね。強欲な人には良いことなんて起きないんだよ。

 

 

人間関係は長い間の積み重ねで作られるものなんだ

 

一朝一夕にそれを作ろうとしても無理なんだよ。

 

 

 

 

おわり👸✨