1329「GAP/LOSS」

 

不幸のどん底を知ってる人は、そこを抜け出した時些細な事にも喜びを感じる事ができる人になれる

 

それは不幸の味を知っているから。だからしあわせの味をなめた時普通の人の何百倍もそれを美味しく感じるのだ。

 

喉がカラカラに乾いてる時にぐいっと飲むお酒が最高に美味しいのと同じで

 

お腹すいて死にそうな時に食べるご飯が最高に美味しいのと同じ

 

最初から裕福なうちに生まれてるお嬢さんがお金持ちと結婚してもあまり変わり映えしないけど

 

貧乏なうちに生まれた女の子が玉の輿に乗ったら?

そのギャップにものすごく感動するだろうな…

 

オ…オラこんな美味い飯くったことねえズラ!みたいな

 

そんなこんなでいちいち感動するだろう

 

 

 

 

このように ギャップというものは人間にとって非常に大きく作用する

 

良くも悪くも 作用する

 

今まで普通にあったものがなくなると人間は動揺する

 

今まで自分が強くそれに依存していたことを思い知らされ、その喪失感に打ちのめされるかもしれない

 

心の拠り所がなくなると

人間は心が折れてしまう事もある

なかなかそこから立ち直れない時もあるだろう

 

しかし時が経てば人間はいつの日か

自分の力で立ち上がれる日が来るものだ

 

それには 生に対する強い執着心が必要だ

 

あとは持ち前の明るさ ユーモア ポジティブ思考

そしてその人が心に掲げる目標や未来への希望

気力 体力 精神力

それがその人の人生を再び上向かせる

それがあれば また立ち上がれる

 

 

 

家族 友人 恋人…

 

人間はそういうものが一番 心の拠り所になる

 

あるいはペットとか自分の熱中してる趣味とか

そんなものに強く【依存】する事もある

 

けどなんらかの事情で 大切なそれと離れなくてはいけない事態や、大切なそれをやめなくてはいけない事態が起きる事も人生の中には起こり得る。

 

恋人との別れやパートナーとの離婚や死別。

ペットロスなどがそれである

 

そういった時人間は深く傷つき 苦しむ

 

相手を深く愛していればなおのことその痛みは強く

その嘆きの深さは計り知れない

 

でもそれは あなたが

その人を深く愛していたという証なのだ

 

或いは「それ」に強く執着、

依存していたという証でもある

 

今までこのひとがいてくれたから私は幸せでいられたんだなって「これ」があったから毎日が楽しかったんだなって そこで思い知らされる

 

人間の人生というものは自分にとって大切なものを増やしていく旅みたいなもの

 

旅の途中でその大切なものを失ってしまう事もある

 

人間も動物も命には限りがある

永遠に生きることはできない

どんなに愛する存在がいても

いつかはどこかで別れの日が来る

 

でもその人の事を深く愛したという記憶だけは残る

 

愛する対象と離れ離れになり心の拠り所を失い 

孤独に打ちのめされ深い絶望を味わっても

 

いつかきっと立ち直れる日が来る

 

ある日突然 太陽を失っても

 

自分が自分の太陽になって生き続ければいい

 

あなたが愛したその人が今まで自分といてくれた奇跡に感謝する事

 

そして その別れが死別でない限りいつかどこかでまた会える可能性だってあるのだから

 

その日が来た時 

あなたがぼろぼろになっていてはいけない

 

いつか再び出会うであろうその日のために

あなたはより強く美しくなって輝いていなければ

 

その日の為に今日も楽しんで自分磨きをしよう

 

今日も楽しんで自分の時間を笑顔で過ごすのだ

 

 

さあ 美味しいものを 食べよう

 

あなたは笑顔を取り戻すのだ

 

 

 

 

おわり❤️‍🩹