203「幼少期 パート3 」

まだわたしが小学生くらいだった頃

 

二階の和室で私とお姉ちゃんが寝る前に布団ひいてた

 

そんでお姉ちゃんが勢いよく布団をボンッて置いたら下のリビングでガシャンてなんか音がして

 

バタバタバタバターってすごい勢いで親父が二階に駆け上がってきた

 

なんか 衝撃で下のリビングの照明が

落っこちてしまったらしくて

 

それに激怒した父親がうちらがいた上の部屋に怒鳴り込んできて

 

私とお姉ちゃんは「殴られる」と思って

恐怖のあまり父親から逃げ回った

 

しかし私だけ捕まり 体罰をくらった

どんな暴力だったか忘れたけどなぜか姉ではなく

私の方がやられた

 

布団を置いたのはお姉ちゃんのほうだったのに

父親は話も聞かず私だけ捕まえて体罰を与えた

(殴られたんだったか蹴られたんだったかもう

覚えてはないけどね かなり昔の話だから)

 

父親は 私をボコって気がすんだのか

何故かお姉ちゃんのほうは無罪放免で

下に戻っていった

 

しかし姉は 私のために何かしてくれたかというと

 

それは なかった

 

親に事情を説明するでもなし

私に謝るでもなし…

 

自分が叩かれるのが嫌だったんだろうな

 

私は親に必死で抗議したけど父親は聞く耳持たずで

 

私は悔しくて…全然 納得いかなかったけど

この件はなぜかこれで終わってしまったのだ

 

(ありえない…)

 

 

この日のこともなんか…

忘れられない思い出って言うか

 

自分だけ助かるために本当のことを言わなかった

姉の卑怯なやり方がものすごく悔しくて

そんで忘れられないんだよな

父親も全然私の話聞いてくんなくてさ…

 

なんか思い出してみると本当酷いよな うちって

 

 

私思うんだけど… 人間って鏡なんだよね

だからさ 自分に優しくしてくれる人には

こっちも親切にしたいって思うけど

自分にひどい仕打ちをし続けてきた人に対しては

 

優しくなんてしたくないんだよね

 

 

 

 

おわり💀💀💀