1684「風の谷のナウシカ」
【今回は映画「風の谷のナウシカ」のネタバレを含みますのでご注意ください】
一昨日久しぶりにナウシカをTVで観ました
この映画は何度も観た映画だけど…
久しぶりに観ると新しい発見が沢山ありました
今回は映画「風の谷のナウシカ」について私なりの考察を書かせていただきます
まず一つ目「ペジテ」
これは…もしかしたら「恥じて」って意味かもしれないと思ったんですね。
ペジテはトルメキアに侵略された都市。ペジテの王女であるラステルはトルメキアに囚われ、宙船の事故で重傷を負い還らぬ人に…
ナウシカはラステルが息を引き取る前に彼女を介抱しようとしましたが胸の傷を見てはっと息を飲む
彼女は助からないと判断したのか服を元に戻します
このシーンで気づいたのですがラステルはもしかしたらユウナさんがモデルなんじゃないかって
ナウシカは1984年の映画です。しかし宮崎駿氏もまた、この物語を《予言者達の予言》をもとに書いたのであろう事はハッキリとわかります。
で、ラステルはユウナさんがモデルではないかと…
もっと言えばルールーさんとユウナさんをラステルに重ねて書いてるんじゃないかって思います。(この二人はカボチャクラブの犠牲者)
つまりアスベルは《ユウナさんの兄》もしくは《ルールーさんの夫》がモデル。宮崎氏はこの二人をイメージしてアスベルというキャラクターを書いたのではないでしょうか。
何故そう思うか?ルールーさんの死後、遺族となったルールーさんの夫はカボチャクラブを糾弾するための抵抗組織を作り上げています。ルールーさんの自殺の2年後には川崎市でユウナさんがカボチャクラブにリンチされ、その18日後に自殺。ユウナさんのお兄さんとお父さんはその後ルールーさんの夫が組織したレジスタンスに加入しています。
…という流れから
ペジテはつまりカボチャクラブの被害者
カボチャクラブから与えられた屈辱と痛み、精神的苦痛に耐えきれず二人は自殺してしまった
ペジテは「恥じて」という意味を含んでいるのかもしれません。(あくまでも個人の見解です)
それともう一つ
ナウシカとアスベルが転落した腐海の底には「もう一つの世界」が広がっていましたよね
腐海のさらに下には
何故か清浄な空気の美しい世界があった
これは何を意味するのか
これはもしかしたら
「中流や上流には嫉妬深い、心の腐った人々が多い…しかし低層、つまり貧乏を知っている人達の方が心が純粋である」という意味なのかもしれません
私はそのように感じましたね
実際私は貧乏を知っているのであまり嫉妬深くないです
世の中には自分より良いものを持ってる羨ましい人達がたくさんいて当たり前。しかしそれは仕方のないことであり、いちいちそれを妬んでも始まらないとわかっているからです。
中流や上流に生まれた人達の方が嫉妬深いと感じるのはその為です。他人に負けた経験が少ないからいちいち他人と自分を比べてイライラするんだろうなって。
カボチャクラブは「嫉妬深い奴らの集まり」なんです
《嫉妬深い》👉だから腐海、なのかも
腐海は人の心の醜い部分が生み出した毒虫の世界
それがつまりカボチャクラブそのものなのです
おわり🌎