1343「初恋」2

 

初恋は小一の時のクラスメイトの男の子だった

 

家も近所だったからよく遊びに行ってた 自分から

 

彼はちょっとぶっきらぼう

シャイな感じの男の子だった…

 

まだ子供だったけどすごく「男っぽい」感じの子で

 

私は彼のそういうところが好きだった

 

あと彼は優しかった わたしに

 

私は子供の頃 薄汚くてなんだか可哀想な感じの子供だったらしいのだが彼は私のことを邪険にはしなかった

 

当時彼の目にも私は「なんだか可哀想な感じ」に見えていたらしく 同情からなのか彼は私に優しかった

 

なので私は彼に懐いた

自分から彼の家に遊びに行ったりして…

彼とそのお兄ちゃんとかと一緒に

ゲームやら何やらして遊んでた

 

けっこうほったらかされていたような気もするがwそれでも私はただなんとなく彼にくっついていたかったのだ

 

一緒にいるとドキドキした

 

まだ子供だったけどあれは完全に恋愛感情の「好き」だったなぁと今でもハッキリ思い出せる

 

まだ子供だったけど「異性として」彼の事を好きだった事はハッキリ覚えている

 

当時の彼から見た私は「まるで男の子みたい」な

印象だったらしい

 

そうだろうな笑

 

でも彼はなんとなく当時から女嫌いっぽいところがあり

 

だけど私は…あんまり女らしくないから

大丈夫だったんだろう笑

 

当時は私の方から彼にくっついて甘えて

追いかけていたらしく

 

彼はぶっきらぼうな性格ではあったが

何故か私には優しくしてくれた

 

けど小2の終わりに私が引っ越す事になって

それきり彼とは会えなくなった 

 

それから40年近い時が経って

 

私は波瀾万丈な人生を生きた

 

私と離れた後 彼がどんなふうに生きてきたのかを

私は最近になって知ることとなった

 

私が盗撮被害者として有名になってしまった18歳の時に彼も私の事を知ったらしくて…彼は幼馴染だった私が「そういう状況」になってしまった事にショックを受けて、私の為に本気で憤ってくれたのだ。そしてどうにか私をその危機的な状況から助けようとして、長い間「光の戦士」として頑張ってくれてたらしいんだ。

 

それ以降のことは彼から直接、もっと詳しく聞きたいと思ってるんだけどね

 

彼は今 カボチャクラブと戦うレジスタンス組織である【革命戦士軍の光の戦士】となっている

 

それを知った時本当に驚いたし…嬉しかったなぁ

 

私なんかの為に…こんなに長い間

ずっと頑張ってくれてたなんて…🥲

 

 

 

 

彼に会いたい

 

直接会って今まで何があったのかもっと詳しく聞きたい

 

 

きっともうすぐ会えると思うんだ

 

その日が待ち遠しくてたまらない

 

 

 

おわり🍑