739「貧乏」パート2

子どもの頃の話

 

貧乏で不潔な家 ヒステリックで常識のない親

 

三人きょうだいの末っ子 

 

親は服を買ってくれない

 

親戚のお下がりのダサい服で学校行く

 

恥ずかしい

 

友達を家には呼べない 汚いから

 

たまに友達の家に行く

 

綺麗だしおもちゃも沢山ある

 

ご飯なんかご馳走になると うちとの差に驚く

 

豪華 品数多い 美味しい 

 

うちのご飯はすごく少ない

 

ぜんぶ茶色 練り物とレトルトばかり

 

お小遣いもほとんどゼロ

 

毎月「りぼん」を買ったらなくなってた

 

貧乏が辛いので

 

お金がものすごく欲しくて

 

だから商業高校行って 高3ではバイトして

 

高卒ですぐ働いた 大学行こうとは思わなかった

 

勉強なんかより金を稼ぎたかった

 

金がないと服も買えない 化粧品も買えない

 

靴もバッグも買えない 欲しいものなんも買えない

 

お金に飢えていた

 

だから貧乏な人の気持ちすごくよくわかるつもり

 

貧乏だったけど他人を妬む気持ちはなかった

 

ものすごく 羨んではいたが「妬んで」はいなかった

 

裕福な人たちが悪いわけではない事わかってた

 

そして貧乏な家の子供が悪いわけでもない事

 

それもわかってた

 

生まれる家は 選べないのだから

 

 

 

 

おわり🏠