1124「傷」3

 

この世に生まれ落ちて 生きるということは

 

汚れるということなのかもしれないね

 

この世に生きるということは

 

傷がつき汚れていくということなのかもしれないね

 

よくよく考えてみればこの世に生まれてきてなんの傷もなく生きていく事が果たして本当にしあわせなのかっていうこと

 

苦しみを知らずして幸せの味なんてわかるわけがないし

 

この世に生まれてきて傷ひとつなく

死んでいくことは果たして本当に幸せなのか

 

そんな風に考えてしまう今日この頃だよ

 

苦しみと喜びの両方を知ってから死んでいく事

 

それがしあわせってものなのかもしれないねえ

 

そして人間は何かによって傷つけられた時に

人の痛みというものを知る

 

それによって他人の痛みを理解出来るようになる

 

他人の痛みを癒してあげられる人になるためには

 

何が必要なんだろうか

 

人間は誰だって

苦しみなんかない人生を生きたいものだよね

 

けど人間の中には他人の苦しみを庇う為に己が傷つくことすら厭わず戦いに身を投じる人もいるのだよ

 

傷ついてる人を見てそれがまるで自分の事のように

苦しく感じるのならあなたはきっと優しい人だ

 

自分のことしか考えられない人間が

しあわせな気持ちで生きていけるのかな

 

そんなの 無理じゃないかな…

 

だってその人は他人の気持ちがわからない人なんだよ?そんな人間…いつか周りから人が離れていくに決まってるじゃないか

 

友達や家族の気持ちを「わかってあげたい」って気持ちすら無い人間がしあわせな気持ちで死んでいけるとは思えないよ。

 

 

 

 

おわり❤️‍🩹