1662「潜水艇タイタン号の悲劇」
1912年4月12日大西洋に沈没した豪華客船タイタニック
そのタイタニック号を見学する為の潜水艇ツアーに参加した5人が、海底約2000m地点での事故で帰らぬ人となった
2023.6.22
沈没したタイタニック号から500m離れた海底で
潜水艇《タイタン》の破片が見つかる
これによって乗員乗客5人の生存は絶望的となった
今回の事故は何故起きてしまったのか?
Twitterには様々な憶測が飛び交っている
#圧壊 #断熱圧縮 というワードで検索すると、潜水艇や海底に関する知識に長けた識者達による考察が沢山出てくる。その全てを読み進むうちに、「これは違うな」「これは信憑性がある」というツイートをだいたい見分けられるようになる。
🤔🤔🤔
海底での知識についてあまり詳しくない私だが
私なりの考察を以下に記す
【今回の事故はいかにして起こったか】
まず件の潜水艇はのぞき窓の強度に問題があった
この窓は海底1300mまでしか耐性がないのにも関わらず《タイタン》はタイタニックの沈む3650mまで沈降しようとしていた。それでもこのタイタンは過去2回無事にツアーを運行しており…今回3度目でついに事故を起こしてしまったわけだ。
そもそも強度の足りなかった潜水艇
過去2回ツアーを遂行できたのは
たまたま運が良かっただけだったのだ
その2回で船体はかなりのダメージを負っていた
そして今回ついに事故が起きてしまった
こののぞき窓の強度が足りない事は過去に社員から内部告発を受けており、会社は改善するチャンスがあったにも関わらずこの社員を解雇し、船体に改良を施さなかった。
この会社はNASAからも、映画「タイタニック」の監督であるジェームス・キャメロンからも『危険だ』と指摘を受けていたらしいのに、改良はなされなかったのだ
これは明らかにこの会社のミスと言わざるを得ない
周りから散々、警告されていたはずなのに…
😨😨😨
今回事故にあったのは潜水艇を運営する会社のCEO、冒険好きな大富豪3人とタイタニック研究の専門家、乗員乗客合わせて5人だ。
(こんなにすごいお金持ちなのにどうしてこの会社のツアーの危険性、胡散臭さに気づけなかったのか?)という声も聞こえてくる。それもわからんでもないのだが
しかし…一般の人間がこの会社の安全基準に問題があるという事に気づくのは難しかったのではないか
まさかそんなインチキな潜水艇でツアーやってる会社があるなんて誰が思う?
それに
男というものは本来、危険と冒険を好む生き物である。危険に自ら飛び込んでいくのが大好きな生き物なのだ。その瞬間のスリル。ゾクゾク感。それを求めてやまない生き物なのである。
冒険は別に悪い事ではないし…100年以上前に海底に沈んだタイタニック号をこの目で見てみたいというその気持ちはわからんでもない。
しかし私は今回の事故で自然の恐ろしさと
「海底」の恐ろしさを改めてヒシヒシと感じた
(海底ってなんて恐ろしいんだ😨水圧ってこんなにも凄まじいのか…)
圧壊とか断熱圧縮という言葉も今回の事で初めて知った
【クルー達の死因と、事故原因】
それはおそらく「船体が水圧に耐えられなくなった事による圧壊」
クルーはそれによって跡形もなく、一瞬にして
潰されてしまったものと推測される
アメリカ海軍は事故当時すでに圧壊によるものと思われる「爆発音」を感知していたのだ
この潜水艇は海底2000mを過ぎたあたりで圧壊し、その爆発音もアメリカ海軍はソナーで傍受していた。つまりこの時点でクルーは全員即死だったものと思われる。
ほんの一瞬の出来事で
クルーは何が起きたかもわからないうちに
圧壊と断熱圧縮によって消えてしまったのだ
つまり「潰れる、燃える、溶ける」その全てが一瞬のうちに起きてしまった。遺体を回収などできる筈もない。
海底2000mの水圧による強い圧力
もともと不備のある潜水艇にその強い圧力がかかり
ついに船体は圧壊
それによって断熱圧縮が起こり超高熱が発生
クルーの遺体は一瞬にして跡形もなく消え
《タイタン》は5つの残骸となり海底に散らばった
…おそらくこれが今回の事件の概要である
もちろん私は素人なので専門家から見れば
補足訂正が必要かもしれないがTwitter民の
推測諸々を繋ぎ合わせてみるとこのような
考察が浮かび上がる。
海というものは魔物だ
とても美しく 暖かく
その一方で冷たく 凶暴である
おわり⛴